AI個人開発の技術スタック

Next.jsをVercel+Supabaseで動かす

VercelはNext.jsを作っている会社そのものが提供するプラットフォームで、設定に迷う場面が最も少ない選択肢です。ただし無料のHobbyプランは個人の非商用利用に限定されている点は、始める前に知っておく必要があります。

Next.js作者が提供する、摩擦の少ない入り口

VercelはNext.jsの開発元が運営するホスティングサービスです。GitHubリポジトリを連携するだけで、pushのたびにビルドとデプロイが走ります。この手引の自前サーバー構成(デプロイの基礎)のようにGitHub Actionsやsystemdを自分で組む必要がなく、Next.jsを初めて公開する練習台として最も手数が少ない選択肢です。

Vercel(Hobbyプラン)は個人の非商用利用が前提

Hobbyプランには月100GBの帯域、関数(Function)実行100万回、Active CPU時間4時間などの無料枠があります。ここまではCloud RunやCloudflare Workersの無料枠と似た印象ですが、決定的に違う点があります。Hobbyプランの利用規約は個人・非商用利用に限定されており、商用サービスとして公開する場合はPro(1席あたり月20ドル〜)への加入が必要です。副業や会社のサービスとして公開するなら、この制約を最初に確認してください。

個人開発の検証には向く:「まず動くものを見せる」段階の検証や、非商用の個人ブログ・ポートフォリオであればHobbyプランのままで問題ありません。

SupabaseはPostgres+認証+ストレージのセット

SupabaseはPostgreSQLデータベースに、認証、ファイルストレージ、リアルタイム購読などをまとめて提供するサービスです。この手引の標準構成であるDrizzle ORMからも、通常のPostgres接続としてそのまま扱えます。

無料プランはデータベース500MB、ファイルストレージ1GB、月5GBの転送量まで、アクティブなプロジェクトは2つまでという制限があります。

1週間アクセスがないと一時停止する:Neonのような自動スケールとは異なり、Supabaseの無料プロジェクトは1週間操作がないと一時停止し、ダッシュボードから手動で再開するまでアプリ側からも接続できなくなります。個人開発でもアクセスが途切れがちなサービスでは、この挙動を前提に運用してください。無料プランにバックアップは含まれません。

もっと小さく始めたい場合は、KoedoDBのようなプロジェクト単位で課金される軽量な選択肢もあります。

無料枠と制限を先に把握する

  • Vercelの帯域:月100GBまで無料(Hobbyは非商用利用限定)
  • Vercelの関数実行:月100万回、Active CPU月4時間まで無料
  • Supabaseのデータベース:500MBまで無料
  • Supabaseのストレージ・転送:ストレージ1GB、転送量月5GBまで無料
  • Supabaseのプロジェクト:無料で同時に使えるのは2つまで、1週間無操作で一時停止

Vercel+Supabaseと、他の選択肢どちらを選ぶか

Vercel+Supabaseが向く

Next.jsを初めて公開する練習、個人の非商用プロジェクト、DBまで含めて最短でまず動かしたい検証段階。

他の選択肢が向く

商用サービスとして公開する場合はCloud RunやCloudflare Workers。常時アクセスがありDBを止めたくない場合は自前サーバーやCloud SQL。

どの組み合わせを選んでも、AIエージェントに実装を任せきりにせず、テストとデプロイ経路を明確にしてから運用する点は変わりません。

構成の選定から相談したい方へ

Vercel、Cloud Run、Cloudflare Workers、自前サーバーのいずれでも、要件に合わせて構築・運用まで対応します。

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